「エミリアロマーニャのバルコニー」ベルティノーロ・訪問レポート/1000年前の息吹を体感する町
こんにちはかなぺりーです。
先日フォルリとチェゼーナの間にあるベルティノーロ(Bertinoro)という場所に行ってきました。
ラヴェンナ中心地からは約40㎞、車で45分ほど南下します。この場所はチェスベオ山の丘の上に位置し、1100年頃に建設された当時の皇帝のお城がまだ残っているという、歴史ある町です。半日あれば一周できる小さな町ですが細く勾配のきつい坂道が多く、歩いているだけで足腰がヒィヒィしてきます。ただ、がんばってヒィヒィした人には絶景というご褒美があるし、帰り道は楽々なのでがんばりましょう。
この記事では歩いてみて素敵だったスポットをいくつか紹介します。それではどうぞ。
おすすめレストラン:Ca’ de Bè Osteria Enoteca
夫はこれまで数回来たことがあり、とても素敵なレストランがあるのでどうしても見せたいということで連れてきてもらいましたが、残念ながらCOVIDの影響で休業中でした。だろうな~とは思っていた。また次に来るときのお楽しみ。。。
食事はできませんでしたが、見るだけならいくらでもどうぞということで写真だけ撮らせてもらえました。
こちらのレストランです→Ca’ de Bè Osteria Enoteca
おすすめレストラン:Osteria della Serafina
昼食はたまたま開いていたすぐそばのとてもホーミィなレストランのテラス席でとりました。
大きな木と近所の家に遮られているため前述のレストランほどの見晴らしは期待できませんが、涼しい木々に囲まれて居心地はとても良かったです。
日替わりメニューでおすすめされたcappellacci、中はbuffalaというチーズの一番いいとこが入っているとのこと。美味しかった。食後のコーヒーをマシンではなくモカで淹れてくれました。こちらも美味しかった。
静かで、穏やかで、リラックスした雰囲気の中ゆっくりと食事ができました。平日だからか、店員さんたちもいい意味でのんびりしていて、落ち着いて話ができて良かったです。また訪れたいです。
ベルティノーロ大学
シティセンターからさらに上に上に丘を登っていくと、ベルティノーロの大学に辿り着きます。素敵なのでリンク先の公式ページで写真見てください。
もともと要塞として10世紀頃に建設されたそうですが、その後貴族の家や図書館、学術センターなどとして利用されながら長い歴史を歩んできました。現在は所謂一般的な大学というより、この地域の記念碑的な複合施設としてイベントや会合に使用されているようです。見晴らしの良い高台、豊かな自然環境、長い長い歴史。こんなところで勉強できたらさぞ集中できるべな~!アーティストインレジデンスとかにしてもよさそう。
現在はCOVIDの影響か特にイベントなしということで閉まってました。もおお!
石になった彼らだけが静かに愛を語り合っていた。
フォトギャラリー
COVIDのせいもあるし、夏休み中というのもあるし、町に全然人がいなかったけど、「1000年以上前の古城跡に、私とあなた、2人きり」「わたし、いま世界を見下ろしている」というような、メルヘンなおとぎ話感があって良かったです。
高台の塀に腰かけて、日がな一日ワインでも飲みながらひたすら景色を眺めていたい。
大学の周囲にいくつか広場(公園)があり、十分なスペースと水場があるので、ここでキャンプができたら最高だなあと思いました。焚火の跡があったので多分してる人はぼちぼちいるんだろう。秋口、少し涼しくなったらキャンプ道具持って行きたいと思います。
アクセス
地図貼っておきます。車があると便利ですね。
以上、ベルティノーロ初訪問レポートでした。また来ます。
次回は動画かなんかでもう少し詳しくお見せ出来たら。