【誰得】イタリアのドアノッカーコレクションvol.1(☜続けるつもり)
こんにちはかなぺりーです。
ラヴェンナに越してきて早3か月経過、ようやく市街マップが脳にインストールされはじめ、外を歩く時もグーグルなしでスタスタ歩けるようになってきました。そうなってくると、自然と今まで気付かなかったところに目が行くようになるもので…本来家の中の人を呼ぶためのドアノッカーに、私が呼ばれるはめになりました。
古い建物が現存し、いまだそれが機能しているというのは、地震大国日本では一部を除き中々見られない風景だと思うのです。そもそもドアノッカー自体あまり日本で見られるものでないし。さらに作った人のことやその人のデザイン力、時代背景などに思いを馳せると、それだけで悠に数分はそこで立ち止まってしまう。中の人には用事ないのにぽつんと立ち止まるアジア人を想像してみてください。迷惑ですね。魅惑的なドアノッカーのせいです。
ひとりで保管しておくにはなんだかもったいないような気がしましたので、こちらで出力させていただきたいと思います。暇つぶしにどうぞ。
エントリーNo.1 :シンプルイズザベスト
安心感のある、瞭然な待ち姿。持ち手部分のやわらかな円が人々をつなぐ縁を表すかのような優しい出で立ちです。
エントリーNo.2:シンプルからの脱却
牛角を模したであろうささやかな個性と美しいカーブ。ドアの木の経年劣化がまた雰囲気を醸し出していて、非常に良い組み合わせです。
エントリーNo.3:機能とデザインの良バランス
少し細かい仕事だってできるんだぞ、という意思と工夫を感じます。ドアのデザインと合わせて控えめながらも華やかさをプラスした可愛らしいドアノッカー
エントリーNo.4:独創性を出したくなってきた
遊び心がある。魚の身体に羽根が生えた2匹のゴブリンがノッカーを支えているというデザイン。考えてる時も作ってる時も楽しかっただろうなと思う。
エントリーNo.5: ノックする勇気
本当に必要時以外はノックするなとでも言いたげである。大きくドンドンしたらこのおじさんに怒鳴られそう。
エントリーNo.6:上司感があるライオン
何か難しい案件を抱えている管理職の顔。口が堅そうなので悩み事はこのドアノッカーにしようと思う
エントリーNo.7: 激おこライオン丸
一方こちらは何でもすぐに言いふらすお調子者である。傍から見る分にはいいが付き合いたくはないタイプ
エントリーNo.8:全身バラバラライオン
No.7の行く末か。進化なのか処罰なのかは誰も知らない。ていうかこれはドアノッカーじゃないかも…トントンする可動域がない。両前足のバッテンはトントンできませんよって意味なのかな?
エントリーNo.9:パタヤビーチへようこそ
ハッピーなドアノッカーです。「ようこそおいでくださいました!」というような歓迎の意を感じる。ゴージャス且つ細やかな技術力
エントリーNo.10: 頼りがいのある天使
しまったこれもドアノッカーじゃなかった。ドアノブでした。天使部分が出っ張っていて、ここを掴んでドアを開ける。君がいなかったらドアは開かないんだ、と思うとなんだか意味ありげなメッセージのようである
いかがでしたでしょうか?イタリアの田舎町のドアノッカー。どれも個性的で、私が用もないのに立ち止まる訳が少しお分かりいただけたのではないかと思います。これらはまだまだ一部でしかありませんので、需要がないのは分かっていますが自己満のために引き続きコレクションして参る所存です。お暇な方だけお付き合いください。
おまけ:インターホン
めちゃくちゃ可愛くないですか?C-3POみたい!そしてよく見たらここにもライオンがいる。なんでブザーを口の中に作ったんだろう??口に詰まってるものをさらに押し込むとか拷問じゃないか…ここの人たちはライオンになんか恨みでもあるのかしら?
うちのインターホンではないのですが、とにかくこういう古そうなものがフツーに機能してるのが妙に嬉しいのです。タイムスリップしてるみたいで。