かなぺりーのイタリア暮らし

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勉強に読書に瞑想に!意外と使えるラヴェンナの図書館2選

こんにちはかなぺりーです。

 現在家にいる時間が圧倒的に多い私ですが、胸を張って言えることがひとつあります。

家で勉強(または仕事)ができない

色々な要因があるので全部は言いませんが、理由のひとつとしては突然やってきて同じ空間でワーワーする家族と友人です。集中してても一旦手を止める、輪に入る、後始末をするなどしていると途端にやる気がなくなってしまう。「ちょっと!今集中してるから邪魔しないで!」といえるふてぶてしさも、喧騒から逃れるほどの部屋数もないので、これを回避するためによく図書館へ行きます。

ということで今回は私がよく避難所代わりに使っている図書館を2か所紹介いたします。

 

 1.Biblioteca Classense

ラヴェンナで一番大きい2階建ての市立図書館です。

1階部分は図書スペースとパソコンコーナー、貸出カウンターがあり、2階部分は図書スペースのほかに自習室とグループ学習室、談話室、ギャラリーがあります。

1803年に建てられたこの施設はもともと修道院の一部で、当時から沢山の書物が保管されていたそうです。のちにその豊富な資料が公的に認められラヴェンナの市立図書館として市民に解放されるようになりました。建物は厳かで雰囲気があるし、中庭も広くて美しいです。


Places to see in ( Ravenna - Italy ) Istituzione Biblioteca Classense

ひとけのない時間は超最高なのですが、割といつでもひとけがあるので静寂を堪能することはあまりありません。多分真夏の昼間とかが穴場の時期なのかなきっと、みんなビーチに行ってしまうから。また個人的には談話室周辺はなんとなく水平が傾いてる感じがするのと、石の床がガタガタして落ち着かないので長居ができません。古い建物あるあるですね。

建物自体は本当にロマンチックなので、観光でラヴェンナに来たけれどちょっと時間が余ってしまった場合に軽くチラ見する価値はあると思います!入場無料だし。

開館時間は朝9時から夜7時まで、日月は午後2時から夜7時までと休業日がないのもありがたいですね。

 

2.Emeroteca Classense-Oriani

私が最近よく行っている公立図書館です。玄関を挟んで右手と左手にそれぞれ自習室があり、私はいつも少し広い方の左側に行きます。

1階建てで規模も小さく、新聞と雑誌ばかり置いてある。ここの良いところは、私と同じ「家だとまじで無理だから静寂を渇望して来た」ような人が多いこと。まず皆さんひとりでくる。そして誰も口を開かない。ページをめくる音、ペンの音、タイピングの音、空調の音しか聞こえない。最高か!!

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年齢層は様々ですが、真面目に勉強したい若者と静かに読書したいじーさんが多い印象。グループワークをしたい賑やかな人たちが多い市立図書館と比べるとだいぶ様子が違います。

これといって建物に特徴があるわけではないけれど、私は今ここにいながら作業しているときが一番落ち着きます。せっかく無料で読めるものが置いてあるので、少しイタリア語がわかるようになったら挿絵や写真の多い雑誌からチャレンジしてみようかなと思っています。

開館時間は朝9時から夜8時、土日も時短ですが開いてます。ありがてえ…

ちなみにこの図書館のすぐそばにもうひとつBiblioteca Casa di Orianiという公立図書館があり、ここも前情報ではなかなか捨てがたいのですが、開館時間がちょっとイレギュラーなのと土日しっかり休館でまだまともに行けてません。潜入でき次第改めて記事にできればと思います。

 

【まとめ】

・観光ついでに少し時間つぶしたい人

・じっくりイタリアの書物に触れたい人

・仲間と宿題やグループワークをしたい人

→Biblioteca Classenseへ!

 

・とにかく静かなところがいい人

・地方紙や雑誌を読みたい人

・ひとりの時間がほしい人

→Emeroteca Classense-Orianiへ!

日本にいたときもオーストラリア各所にいたときも、近所の図書館は必ずチェックして通っていました。私は図書館は郷土資料館のようなものだと思っています。その土地の歴史や文化を測るもののひとつで、図書館に行けばその街の雰囲気を知るきっかけにもなります。お気に入りの図書館を見つけることができればさらにラッキー、ひとつ居場所が増えたような気がして嬉しいです。どこにいても図書館はいつもわたしの味方。同じように訳あって家にいられない方は是非図書館を探してみてください。

 

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@luca3kana3 

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